備前焼　美作　天狗寺　陶白人作　徳利　窯変

徳利ですが、どっしりとした存在感が有り、一輪挿し、花瓶としても活躍しそうです。

備前焼特有の釉薬無しの素焼きで、焼成時の窯の温度変化で出る焼き上がりの色に変化が有り、ザラザラ感が有ります。

窯変を楽しむことができる器です。

側面には、うっすらとした横縞模様に、縦に彫った深い窪みと台形の様な4角形が彫って有ります。
これは、徳利として持ちやすい為のデザインの様です。

陶白人の刻印「○ △」が底に彫って有ります。

口径　約3.5㎝
底の径　約9㎝
高さ　約15.5㎝
容量　550ml(cc) 約3合

岡山県北部の津山市加茂町に天狗寺山(832m)が有ります。

その懐の美作土で作陶されていたのが、天狗寺陶白人「寺本　進」さんです。

残念ながら、2020年、70歳になる前に、病気で亡くなられてしまいました。

昭和49年、開窯以後、美作地方の土の研究、窯の研究に努める事により、
自然で穏やかな親しみのある焼き物、陶磁器を製作されて来ました。

自然な作風で、心を掴まれるお品です。

何点か所持していましたが、家の建て替えの為、手放す事にしました。

備前焼がお好きな方、陶白人の作品に興味がある方、如何でしょうか？