恐らく1970年代後半頃に29800円で販売されていたビクターカセロボ　MK-2の整備済動作品です、この時代の若者はこう言った機器でレンタルレコードをカセットテープに録音したり深夜放送を聴いたりしていたのでしょう。
整備内容は各スイッチ、ボリュームのメンテナンス、不動だったカセット部分の駆動ベルト交換、メカの清掃グリスアップ、レコードプレーヤのメカ清掃グリスアップ、アイドラー研磨、破損していたアクリルカバーの蝶板交換、整備ではありませんがLP盤再生時でもアクリルカバーが閉じれる様にカバーがレコードに干渉する部分をカットしました。
また針圧も5gに成るようにアームの後ろにウェイト（10円玉ですが)を貼り付けています、元々は多分10g位架かって居たと思います、音が歪まない程度に軽くしていますのでレコード盤の傷みも少ないと思います。
動作確認はレコードの再生、カセットテープの再生、レコード録音、ラジオ録音、早送り、巻戻しでオートストップ機能が付いており機構的には正常なのですが上手く動作しない事が多いです、良くあるテープの張力でセンサーを押すタイプのオートストップですが当機に限らずこのタイプのオートストップは動作しない事が多いです、
レコードのターンテーブルの回転は良くあるアイドラー式ですが、このタイプはどうしても回転音が大きくなりがちです、当機も回転軸を研磨したり色々なグリスを試してみましたが余り変わりませんでした、音楽が鳴り出せば気に成らないと思いますが無音部分では耳に付くかも判りません。
AMラジオは問題無く受信致します（FMは付いていません)　　付属品としてナガオカの新品ダイヤモンド交換針をお付けします、当機の交換針は一般的なロネット型ですので新品やフリマサイトでも良く見かけますので入手し易いと思います。
出来るだけ清掃メンテナンス致しましたが何分経年の品ですので劣化消耗あるかも知れない点はご承知置きください。
寸法は幅約52cm 高さ約17cm 奥行き約32cm
付属品は交換針になります。