【七宝焼】
七宝のおこりは、遠くキプロス島で栄えたミケーネ文明時代とされております。この七宝の技術は水い年月の間に印度から中国にり、朝鮮半島から仏教文化と共に我が国に伝来したとされております。今日残っている我が国最古の七宝焼きは、正倉院御物のなかの「瑠璃鉀背十二陵鏡 」(るりでんばい十二りょうきょう)でございます。その後、公家政治、武家政治と目まぐるしく移り変わる歴史の中で七宝師、あるいは彫金師によって、七宝の技術は細々と受け継がれ、またその間にはキリシタン文化による影響なども受けていたわけですが、江戸時代の天保年間に、愛知県
海部郡の梶常吉が努力の末独自の技法をあみ出し、これが今日の我が国の七宝焼きの源流となっております。 その後多くの人々の努力によって、我が国独自の華麗な色彩感覚と豊かな芸術性が加わり、今日では近代七宝として、世界的にその名声を知られるようになりました。
■サイズ
12センチ×9センチ 3枚
■素材:ガラス質
素材...陶磁器/焼物
形...角皿
アイテム 種類...小皿/豆皿/中猪口