「十二国記」シリーズ、「残穢」などベストセラー作家の小野不由美先生。
1990年、パンプキン文庫創刊記念で発売された
「呪われた十七歳」帯付き初版本と、
1995年、上記「呪われた十七歳」を加筆·訂正、改題した
講談社X文庫の「過ぎる十七の春」帯付き初版本の2冊です。
内容は同じものですが、大幅な加筆などかあるため「過ぎる十七の春」の方が伏線や登場人物たちの葛藤や恐れがより明確です。
また、イラストが当初、小野先生が希望されていたという波津彬子先生に代わられています。
ファンの方やホラーなどの執筆を目指す方は興味深く読み比べていただけるのではないかと思います。
個人的には両方ともティーン向けで巻末に小野先生ご自身による「あとがき」付きなのが嬉しかったです。
それぞれ、その当時の小野先生の言葉と思うとファンにとっては大変貴重なものかと。
ともに17歳を迎える春。訪れた花あふれる里で、従兄弟同士である少年たちに忍び寄る異変と異質なもの、、、
「呪われた十七歳」は全体的にページが焼けた色になっております。色むらは無いように見えます。
「過ぎる十七の春」は背表紙に画像7の汚れがありアルコール綿などでも落ちず。また帯に画像8の破れ、画像10の折れがあります。本を開いた数ページに画像9の折れがあります。まったく関係ありませんが画像9に写り込んでいる栞はそのままお付けして送付致します。
2冊とも中身に目立つ傷等ないように見えますが、素人が長年自宅保管していたものです。
ご了承いただける方でお願い致します。
小野不由美
ホラー
絶版本