MOSFETの音が聞いてみたくなり、前所有によりトランスが外されてジャンクとなっていたAura VA-100 EVOLUTION IIの故障品を修理したものです。Rコアトランス化、電解コンデンサの容量アップ等の電源周りの強化を施してます。個人的には良い音に仕上がりました。素晴らしい工業デザインの当製品が心無い行為で無駄にならずに済み良かったです。

修理内容:
故障MOSFETの取り替え
代替トランスにLinkman AudioのLVX-TR50（定価 4,480円）を採用
電圧変更（減）に応じた抵抗等の変更
抵抗の高足化し放熱対応
主要な電解コンデンサの交換及び容量アップ(4700uF->6800uF)
LED白色化
その他、故障部品の交換等

元の症状:
トランス無し、コネクタ破損、スイッチ接触ノイズ、MOSFET不良

推定される故障原因:
シャントレギュレーションによる抵抗発熱とTR発熱による近傍の電解コンデンサの劣化
電解コンデンサの容量抜けによる電圧変化
電圧変化によるMOSFET不良

修理結果と販売内容:
一通り問題なくノイズ等もなく動作します。
電源電圧変更によりゲインを下げてます。製品オリジナルの半分の34dBです。最大出力は1/4（片側15W程度）です。個人的には一般的な室内では十分の認識です。
オリジナルのトランスに載せ替える場合は各抵抗の定数変更・交換等の対応が必要です。ご注意下さい。
電解コンデンサの耐圧はオリジナルを維持してます。高耐久性の為、105℃対応品の採用。
テープスイッチの押し込みに対して補強追加。
表面パネルの文字の欠けやキズ、スピーカー端子等に汚れ有ります。
MUSEの無極性電解コンデンサは故障品の購入時点でついてました。前所有者により交換されてるようです。
添付の電源ケーブルは一般品です。
本体と電源ケーブルのみです。


型番: AUV-100-2-CHR/100

定価: ￥ 150,000

#Aura
#VA100EVOLUTION

梱包は再利用ダンボール等になります。