我が家の納戸の中で長きに渡り埃を被っていた品々の内、最も奇妙奇天烈なお品ですw
桐箱の上蓋には「帝國大學教授 二木謙三博士御推奨『専賣特許 自力健康器』東京 國民健康振興會創製」とのシールが貼ってあります。

ベルト(綿製)
長・約90cm(現代の体格の良い成人男性には若干短いかも知れません) 幅・約5.0cm
金属部分(真鍮に錫メッキか?)
縦・約8.2cm 横・約12.8cm 厚・約3.5cm

二木謙三博士とは文化勲章も受賞された非常に高名な医学博士のようで、実際に大正10年に東京帝大の教授に就任されております。
この先生は民間療法にも理解があり、また「腹式呼吸法」のご著作もありますので、おそらく“腹式呼吸”を訓練するための健康器具と思われます(金属部分内部にバネが仕込まれおりペコペコしますから、腹部に装着して使用するのではないでしょうか？)。
そして、帝國大學は学制改革により戦後すぐに国立大学に改変されましたので、「帝國大學教授」を宣伝文句に使っている以上は戦前もしくは戦後間もない時期、おそらく昭和10～20年代に製造さたれお品と推察致します。
その”文化的・歴史的・骨董的価値“をどうぞご評価下さいませ。

過去の使用歴は全く分かりません。
使用かはたまた経年による金属部分のスレや錆はそれなりに見受けられ、ベルトの皮革部分のスレや劣化も認められます(これらは画像にてご確認下さい)。
なお、珍品中の珍品のためその効能はもちろん、正確な使い方すら私には良く分かりません。
したがって、申し訳ありませんがこの商品に関するこれ以上詳しい説明や一切の保証は出来かねますm(_ _)m

また便宜的にお値段は設定しておりますが、応相談とさせて頂きたいと存じますので、ご興味の湧かれた方はご購入前にコメント欄にご希望金額をご提示下さいましたら適宜お値下げさせて頂きたいと思いますm(_ _)m

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材料・素材...真鍮

種別...生活雑貨