現在廃盤のverve音源集です。
晩年のパーカーの凄みはアウトテイクにも滲み出ています。
以下紹介文転載です。
タイトル通り、チャーリー・パーカーのヴァーヴ時代の演奏をそっくり収録した10枚組セット。以前日本盤も発売されたが、その後廃盤になってしまったので、このアメリカ盤は貴重だ。パーカーのヴァーヴ時代は46年のJATPセッションから始まる。1枚目がそれ。ここではディジー・ガレスピー、バック・クレイトン、ハワード・マギー、ウィリー・スミス、レスター・ヤング、コールマン・ホーキンスらと共演している。最後のセッションは54年のスタジオ録音で、それは『プレイズ・コール・ポーター』というアルバム名で知られるもの。ヴァーヴはJATPを主宰したノーマン・グランツのワンマン・レーベルとあって、パーカーもこのレーベルでは他流試合をたくさん経験した。そのあたりがサヴォイやダイアル・セッションと大きく違う点だ。またヴァーヴ時代にパーカーはラテン曲集を録音、ウィズ・ストリングス・セッションも行なったが、それらがすべてここに収録されている。ジャズ・ファンにとってかけがえのない、まるで宝石箱のようなセットだ。