有田焼善山窯・吟正作『染付 極小二段重』です。
径・約7.6cm 高・約6.2cm(二段重ね蓋をした状態)
非常に小さく全体でも湯呑茶碗程度の大きさしかないため、仮に珍味入れとしてもほとんど入りませんし、薬味入れにしては匙を挿す受け口が開いておりませんし、何を目的に作陶されたお品か見当がつきかねますm(_ _)m
ただ小さいお品ながら手の込んだしっかりした造りで、蓋裏には「善山」の陶印が、二の重底面には「吟正」の銘が記されており、ひとつの作品として作陶されたものであることは間違いありません。
昭和中期の作と考えられ、未使用のまま長期保管していたお品となりますが、なにぶん古く小さいお品ですので保管環境は余りよろしくなく、保管中に生じたと考えられる微細なスレが主に蓋上面を中心に全体に見受けられます。
カケやヒビはございません。
また共箱は紛失しておりますm(_ _)m