アサカルブームって御存知でしょうか？
新宿住友ビルにある朝日カルチャーセンターを中心に、時代を巻き込むように広がった有名なカルチャーブームです。

都市論やら、身体論やら、現代思想やら芸術論やら、果ては気功やら占星術にまで。
あらゆるジャンルの文化に人々の熱い関心が集まったのです。
若い方はびっくりでしょ、そんな知的水準の高かった時代があったなんて。
しかもここ日本でござりまするぞ。

こちらは、その殿堂の近くにそびえ立つ、新宿センタービル内にあったギャラリー巴堂で購入した盃です。8000円くらいでした。
お預かり証と言うものが入っていて、それを見るとこのギャラリーの本店が「銀座 巴里屋」さんだということが分かります。しっかりしたお品なのでご安心くださいませ。

当時枇杷(びわ)色の器と言うものが欲しくて、こちらを見いだしました。
写真は白っぽく写っているものも混じっていますが、あの果物の枇杷を渋くしたような色目です。写真3～5が実物に近い色目です。

貫入に細かく色が入っていますが、購入時からのものです。推測ですが、「は(人偏に及ぶの文字)陶子」(梅本さんの作陶名)さんがこのように仕上げてから個展に出品されたのではないかと思います。

熊川盃(こもがいさかずき)というものだそうで、黄瀬戸としては渋味があります。

個展作品で33番。無傷、完品。
天城 佐仁わ(人偏に及ぶ)窯。
「黄瀬戸 盃 は陶子」と銘の入った木箱に入れてお届け致します。

サイズについてご質問がありましたので、以下に追記いたします。

外径 約 7cm
口作りの厚み 約 3mm
高さ 約5.7 cm
素人よるメジャーを用いての計測ですので、多少の誤差はお許しくださいませ。



瀬戸
有田
九谷
盃
杯
おちょこ
猪口
徳利