東ドイツにあった国営企業(VEB)の窯、Haldenslebenの小ぶりな花瓶です。1960〜70年代に作られたものです。口や上部は濃い紫みの青色。焦茶色の部分はマットな触り心地です。

Haldenslebenとは現在のザクセン＝アンハルト州にある都市の名前。その名前が国営企業の窯元の名前となりました。歴史の始まりは1855年まで遡ります。Jacob UffrechtはHaldebslebenで陶芸家としてほとんどの時間を過ごしました。彼は1855年に陶器の工場を、1884年に炻器の工場を設立しました。1886年にJacobは引退をして、彼の3人の息子が"J.Uffrecht & Co" と言う名の会社を設立し責任者となり、その後Jacobの孫が引き継ぎました。1924年にCarstens社の支援を受け"Carstens-Uffrecht" 社となり、1948年にはHaldenslebenにあったCarstens-Uffrecht社の全ての工場はドイツ東西分裂のため国営企業化し、Carstens-Uffrecht社の名前は消えVEB Haldensleben製となりました。

✳︎サイズ✳︎ 
高さ: 約10.9cm
底: Φ約5.1cm
口直径: 内径約2.8cm、外径約3.2cm
一番太い胴の部分φ約8.1cm
153g
Form: 3135

古いお品ですので傷やスレ、変色や使用感あります。製造上できた小さな凹凸あります。底に書き込みあり。鉛筆のように見えますが、消しゴムでは消えませんでした。

写真の色味が実物に近く映るよう努力しておりますが、ご使用の端末によって若干差がある場合がございます。撮影小道具は付属しません。

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