大橋月皎 額装 色紙絵 御園座にて
サイズ 額 42×39cm
絵 27 x 24cm
額に少々の傷があります。色紙絵は、シミもなく、きれいな状態です。長期自宅保管品です。完璧をお望みの方は、ご購入をお控えください。
大橋月皎(げっこう)は小豆島の出身、震災(大12)後鏑木清方に憧れて上京、本所寿座の筋書の表紙絵などを描いていた伊藤晴雨の屋敷に仮寓したのがきっかけで華々しくデビューする。雑誌「演芸画報」の表紙絵や、三上於菟吉の「雪之丞変化」の挿絵で知られ、大正末から昭和にかけて、伊東深水と並び称された。
自ら女形をやるほどの歌舞伎好きで、鴈治郎など知己も多かった。歌舞伎絵色紙は新派の河合武雄との親交から、昭和十年ころから劇場のロビーで似顔絵を描くことを始め「ふっとつかんですぐ画く、こればっかりは私にはできません(伊東深水)」と言わしめた。戦後も亡くなるまで劇場廊下の隅などで色紙を描くのを自身の愉しみとしていた。
1967(昭和42)年 3月28日没 70歳