イタリアで購入した、1860~1910年頃の
アンティークのマルチーズレースの作品。
イタリアの南の海洋の諸島、マルタ共和国の
マルタ島原産、特産の淡い金色…
上品なミルクセーキのような玉子色、
アイボリーの絹糸を
数十本のマルタボビンを使い編み上げた
ハンドメイドの花型の優美なラウンドドイリー
センターに編み込んだマルチーズレースの
シンボルモチーフ:『マルタ十字✠』。
双葉のリーフやリムの11葉がナチュラル。
14金的な、優しいライトゴールド。
さらさら、カラリとして、
ハリと、さりげない艶や光沢が有り、
麻糸のような質感や風情も持ちます。
過去に出品した、
極細糸の艶々の黄金色のマルチーズレースと
淡いアイボリーのマルチーズレースの
中間のような色合い。
下記は素人計測の為、誤差をご容赦ください。
直径22.5〜22.2㎝
約5.8g
経年の黄変が5、6箇所ほど有ります。
画像にてご確認ください。
糸の結びの塊や糸端も見られます。
お気になさらないかたに。
英国領だったマルタ島の名産工芸:
マルチーズレースは絹の宝石と讃えられ
殆どをイギリス王侯貴族や富裕層が買い上げ
一般庶民が生涯賃金を注いだとしても
小さなレース一つすら買えない程に
高価だったそう。
マルタ十字は葉を4つ合わせた様な形状。
四つ葉のクローバーに比喩されます。
実際の特徴は、8つの角を持つ事。
4つのⅤ型をした紋章が底部で結合し
Ⅴの先端は内側に向かい角を持ちました。
元来は11世紀の小共和国アマルフィの象徴
その後キリスト教の騎士の修道会である
マルタ島の聖マルタ(ヨハネ)騎士団:
(中世ヨーロッパ三大騎士修道会の一つ)の
象徴として引き継がれ
聖地巡礼に訪れたキリスト教徒保護を任務とし
組織は病院機能も持ち、やがて聖地防衛や
イスラムとの闘いの主力として活躍。
誇り高き徳の至高の精神を
数多の栄誉ある勲章に投影。
最終画像は裏面。
お探しの/気に入ってくださったかたに
ご活用戴けましたら嬉しいです✠
2枚セットの別出品です↓
アンティークイタリー マルチーズレース 黄金色の絹糸ボビン編 プチドイリー ペア
他作品も↓
アンティーク マルチーズレース マルタボビンシルクショール マルタ十字✠スカーフ