日本では限られた銀工房しか知られていませんがフランスでは最高峰の一つ « Odiot »オーディオ社と肩を並べる金細工師 ジャン グランヴィーニュ(19世紀末から1910年迄活躍しました)のスターリングシルバーのスープレードルです。
当時はオーディオからの仕事を受け持っていました 技術の高さが伺われます。
ナポレオンⅢ世、ルイフィリップ王も大切な顧客でした。
1000分の950の純度で それを示す刻印 ファーストミネルヴ が押されています。
これはヴィンテージ品ですが 2000年ごろパリのクリストフル本店で新たに銀を掛け直してもらいました
その後は一度も使用していませんので美しく輝いています。
モノグラムがTとC、 T家とC家の結婚だと思われますが花文字が銀をかけたので彫りが浅くなってしまいましたが、これも古い時代のどなたかが 手彫りで掘ったのだと想いを馳せてしまいます。
新品ではございませんが、銀の再度の掛け直しにより新品の様に蘇ったアンティークです。
費用は当時3〜4万円かかりました。
純銀のスープレードルを所持される方はとても珍しいと思います。
デザインは当時多くの銀工房が必ずと言って良いほどこのパターンを製造していましたクリストフルのシノンとほぼ一致するパターンで
大変高価な銀製品です。
重さ 173g
長さ 33.5cm