写真のような壺。
中国明代、中国南方窯の作品と推定しています。
何とも豪快な絵付け。山水風景、水に浮かぶ舟、舟のもう一艘には二人の釣り人が乗っているようです。水の流れも見事な描写。
手慣れた職人の筆が走っています。
まさに民藝の極致と言える壺です。
写真のように3カ所にトリアシが見られ、ニューも見られ製作時からの石ハゼも見られますが、この作品の魅力を損なうものではなく、むしろ景色になっています。
水漏れはありません。
この程度の壺は極めて貴重になりました。
かつて読売新聞発行の雑誌「骨董」に同趣旨の壺が
掲載されておりました。
底面径13cm、高さ16.5cm。
骨董にご理解のある方に。