ソニーの携帯BCL機ではICF-SW1と言う機種がありました。
手のひらに載る小型乍らLW,FMステレオ放送迄カバー可能でデジタル表示により待受受信迄可能、しかも外部アンテナ迄セットされた極めて凝った造りで、如何にもソニーを感じさせてくれました。
定価も¥40K位した筈です。
但し、このモデル、凝っている為に耐久性はお世辞にも良いとは言えず、今残っている中古は殆ど何処かに問題を抱えて居ます。
このSW11はSW1の反省を踏まえ、更には中国生産と言うコストメリットも活かして、SW1と同じ様にLWも受信出来る12バンドモデル乍ら¥8K前後の価格に抑えた超高コスパモデルでした。
しかし発売時点では既にBCLブームは日本では終わって居ました。
この個体は電源が入らず、バンド切替も接触不良、前面には得体の知れないマジックの跡がつきまくりと言う状態でした。但し、丹念にクリーニングし、接触不良を取り除くと、意外に良い状態です。
巷の評価通り、感度は良いものの外部のノイズを拾いやすい様ですが、この大きさ、価格ではやむを得ない事かと思います。軽く、携帯性は良い割に、比較的音は良く、音楽鑑賞にも使えます。この点は小さい事を追求しすぎたSW22よりも小生は評価します。
ここからは爺さんの独り言
手持ちのSW22と並べた写真を最後に載せました。SW 22は流石に小さく、その割に良くできて居ます。流石はソニーです。
でも、これでは音楽は聴けない。
従って小生の評価は此方のSW11です。
だって毎日北朝鮮や中国のつまらない放送"失礼"ばかり聴いて居たら、頭がおかしくなります。
偶には少し良い音で音楽でも聴きたいのが普通の感覚だと思いますから。
電池のみお付けします。