2024年10月に値上げされます（28600円）。
デッドストックの新品を購入後、カートリッジ一本分使用。
SM（ソフト・ミディアム）ソフト調の中字は他の字幅と比較して最も滑らかです。
私は樹脂軸の方が手に馴染むと感じます（搭載されているコンバーターは既に廃盤品（CON−50）のため、珍しく、かつ70よりも洗浄等の点であつかいやすいことから単品でプレミアもついてます）。


パイロットのエラボー（海外名　Namiki ナミキ　FALCON　ファルコン）は日本語の筆記に最適な万年筆です。形状、書き味ともに古今東西の万年筆のニブの中で最もユニークでかつ優れています。

FAフォルカンや、カスタム漆、m1000、m300、LGBのハイパーフレックス、キングプロフィット等の柔らかいニブが好きな方向けでもあります。

筆圧が高い方は壊してしまう確率が高いため、お勧めできません。カスタム（パイロット製品のシリーズ名ではなく改造の意味）しない限り、例の世界的に有名な動画のような使い方はできません（イタリア万年筆の最近のフレックスニブの中には、筆圧が高めの方向けの加工が施されているものもあります）。

心配な方はパイロットの筆圧測定に行って診断して頂いてからご検討ください。

柔らかいペン先は、筆圧によって字幅の強弱を表現しやすく、漢字やひらがなの繊細な筆致を美しく再現できます。止め、はね、はらいを表現する際の滑らかさは格別です。
セイラーの薙刀ニブも日本語筆記に優れていると言われますが、使い方がイマイチ馴染まなかった、合わなかった方にはこちらがお勧めです。
カートリッジ、コンバーターは現行品も使えます。

エラボーという名前は、 「この万年筆を”選ぼう！ ”」 と精巧を意味する 「Elaborate」 を組み合わせた造語です。1970年代、日本の文字を美しく書くための万年筆を求めて、パイロットは全国万年筆専門店会から提案を受けました。その提案は、「日本の文字を万年筆でも美しく書きたい」というものでした。万年筆は欧米の横書きの文化の中で生まれた筆記具ですが、日本の文字はもともと毛筆で縦書きするもの。そこで、エラボーは日本語の美しい文字を書くためにデザインされました。

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