「筒描 藍の華
(Tsutsugaki Textiles of Japan)」
吉岡幸雄 著
1987年
紫紅社
日本の民画「筒描」作品集です
筒描 (つつがき) はようやく日本に木綿が定着し、普及しはじめた江戸時代、各地の村々の紺屋で染められた。松竹梅など吉祥文様や茶道具、扇、家紋など身近なものを題材とし、大胆かつユーモラスに表した筒描。筒糊でのびやかな線を描き、藍甕 (あいがめ) の中に幾度となく浸染し、朱、黒、黄などで彩りを加えた、婚礼、出産を祝う祝風呂敷、夜着など、日本の選民の生活に根ざした、大らかな美を謳いあげる。
<目次>
藍その宇宙 - 永六輔
『藍の華 筒描』の刊行によせて - 辻合喜代太郎
図版
鳳凰/獅子/熨斗/松竹梅/鶴亀/竹/扇/宝尽し/貝桶/草花/茶道具/丸文/家紋/鳥獣/物語
筒描製作工程
筒描について - 吉岡幸雄
図版一覧
筒描き狂い - 笹倉玄照
<仕様>
29.7 × 22 cm
177ページ
<状態>
熱心に染め物をしていた母が愛用していたものです
何ヶ所か筆ペンによる書き込みあり
表紙に経年による薄スレあり
ページ端折数カ所あり
✳️笹倉玄照氏のサイン入り