【※ 本機は前所有者の保管により元起きとなったため、ネックリセット(主にヴィンテージ等で用いられるリペア方法です)を施しております。それに伴い、ナットとサドルを新規で作製し、調整していることをご理解下さいませ。】

2017年製。Martinマニアでもこのギターを知ってる、という方は中々いないと思います。私も現にこの個体しかこれに準じたスペックのものはオークション含め見たことがなく、海外から日本の市場への買い取りが多いことを考えると、今後二度とお目にかかれない可能性が高い一本となります(盛っている訳ではなく、幻一歩手前という感じです)。

トップ・サイドバックがオバンコールの個性的な構成で、オバンコールはマホガニー的な音の抜けとローズウッドの重厚さの良いとこどりの素材です。マメ科なのもあり、どちらかと言えば弾いている際はローズに近い印象を受けます。
フォワードシフテッドスキャロップドブレイシング、44.5mm幅ネック、べっこう柄バインディング(ヒールにもあり)、ジニュインマホガニーネック、クローズバックペグ、ゴールドフォイルロゴ、ホワイトドットインレイ、グロストップ、グラナディロのヘッドプレート、アンティークホワイトバインディング、マルチリングロゼッタなど、まず他のギターと仕様が被らないのが特徴で、所有欲も満たされると思います。ネックブロックの表記はSPECIALです。

現style16のようにドレッドノートなのに実は厚みが000と同じで薄くなっています。これが大変弾きやすく、ドレッドノートにはない音のレスポンスの早さもあります。

フレットの減りもあまりなく、一番大きいところで7～8割くらいです。弦高は6弦側で2.3mmほどに調整しています。リセットの影響でハイフレットに落ちがありますが、許容範囲といったところでしょう。ストロークなどでも勿論ビビりはありません。ですので、全体的なプレイアビリティとしてはベストに仕上げたつもりです。
ナット・サドル以外のパーツは全てオリジナルとなります。
あとはエレアコですので、最初からストラップピンが付いております。システムはMATRIX VTエンハンスです。電池も入れておきます。

基本的な状態は美品です。
専用のMartinセミハードケースにて発送致します。