ジアン窯は1821年、1774年からモントロー窯を経営していた一族出身のトーマス・エデム・ウルム、別名アールによって創立されました。実用的なものから始まり、次第に名のある家族のテーブル・ウェアや石油ランプなどを制作していきます。18世紀のルーアン、マルセイユ、イタリアのルネッサンス、イギリスのウェッジウッド、ドイツのサックス、中東の陶器などにインスピレーションを受けて制作、リーズナブルな価格で提供。または新しい、才能あふれるアーチストとのコラボレーションで新しい装飾や、1点物なども制作。19世紀、フランスの、数ある陶器製作所の中で、クレイユ・エ・モントロー、ロングヴィ、サルグミンヌ、ボルドー窯と並んで名の知れた窯だったそうです。1855年から1900年に、万博で多くの賞を受賞。生産量も最盛期を迎えたそうです。
こちらは1900年以降のお品だそうです。
19世紀中期から20世紀前半に多く開催された世界万博の影響や、ヨーロッパの陶磁器に多く影響を与えました、中国や日本の陶磁器にインスパイアされたと思います、シノワズリーまたはジャポニスムなシリーズです。
白地の陶器にハンドペイントで、赤いチェック、ブルーや赤の小花、チェーンのようなモチーフがライン状で描かれています。
クラシックでエキゾチック、かわいらしい器です。
ラビィエ
柄が、ユニークな ラビィエです。
見込みと脚に多少の経年によるシミがあります。それ以外はきれいな状態です。