現在では、世界的な光学機器メーカーに成長したオリンパス社は、約100年前の1920年(大正9年)に、創業者 山下 長(たけし)が創設しました。当時はドイツ製の顕微鏡が全盛であり、最高峰の一つであるライツ社の製品を模倣していました。しかし、改良を加えてドイツ製に負けないほど優れたものが開発されるようになりました。
本製品は、オリンパス製品の初期のもので、製造番号はNo. 23160 です。
本製品はおそらく、大正14年(1925年)発売の瑞穂号GHAと推測されます。ステージは方形(四角)です。細菌検査などに用いられた、いわゆる普及タイプの顕微鏡です。
傷みもあまり無く、クリーニングもしっかりと行いますので、観察にも利用できます。インテリアに、自然観察に色々利用価値が高いでしょう。