1940年代、貧困にあえぐ庶民へ向けて作られた反戦プロパガンダ紙幣・和気清麻呂10円札5枚セットです。
プロパガンダ紙幣の和気清麻呂札は二種あり、米軍がばら撒いた印刷による完全偽造紙幣(裏面に活字しかありません)と、本物の一般流通紙幣に活動家が書を認めたものがあります。
全て直筆ですが、それぞれ僅かに書き方など異なります。
昭和初期とはいえ一部の貧困層は漢字を満足に読み解けなかったのでしょうか。
和気清麻呂は宇佐八幡宮神託事件の折に諫言をしたことから左遷され、その故事からプロパガンダの象徴となったとされています。
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