明治~大正頃の漆塗りの小皿です。
深いあずき色の溜塗に、
まるで繊細な糸のような細さの金で
宝珠、カギ、巻物の蒔絵(まきえ) が描かれています。
宝珠は手にするとどんな願いでも
叶うという宝物のひとつ。
火炎に包まれて先のとがった球形をしていますが、
個人的にはコロンとした蒸し栗のように思えて
可愛らしく見えるおめでたモチーフです。
シンプルなデザインは、和のお食事だけでなく
チョコレートや小さなケーキなどに合わせても。
あたたかみのある漆の美しさが
よりいっそう際立ちます。
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