10年程前に都内の古美術店で購入した染付鉢になります。
一番に目を引くのは可愛らしい鳥ですね。
雀ですかね。
線のみで仕上げられていますね。
珍しいですね。
そして、力強い竹。
尋常じゃない程細かく書き込まれた竹の葉。
判子ではかと思い、よくよく見ましたが一つ一つ違いました。
気が遠くなる数ですね。
そのお陰か迫力があります。
この染付けのメインと言って良いかと。
口縁は輪花。
花弁に合わせ底に向かって凹みが作られていて花が咲いている様ですね。
一層見込みが映えます。
縁文様は幾何学の互い違いですね。
まあり見られないタイプですね。
裾文様はこの時代にみられるマルバツの繰り返し。
見込みは五弁花です。
良く蕎麦猪口に描かれている小さい五弁花とはだいぶ異なり見応えがあります。
蛇の目高台。
高台に4ヶ所の凹み。
この時代の物にたまに見られますね。
固定する為だと聞いたことがありますが詳しくは分からないままです。
高台につけられたのは波文様。
高台の波うち形状に合わせられていますね。
口縁に欠けあり。
漆直しの跡あり。
他、黒点などの窯キズあり。
時代なりの擦れあり。
画像にて良くご確認ください。
指で軽く弾きますと良く鳴きますのでヒビは無いかと思います。
サイズ
高さ8センチ
幅16センチ