70〜80年代のアメリカはOVERLAND社のヴィンテージシープスキン（ムートン）ベストです。OVERLAND社は1973年にニューメキシコ州タオスで創業、半世紀にわたり、最高級のシープスキン、レザー、ウール、その他の天然素材を使用したアウターウェアづくりで定評のあるメーカーです。
裾や袖、前合わせ部分などをレザーでパイピングしており、ボタンは動物の角を使用、ボタン留めもレザーのループにするなど、ヴィンテージらしいとても凝ったつくりの一着。右部分だけのポケットもアクセントに効いており、全体的にとても雰囲気が良く、ここまで作りの良いシープスキンベストもなかなか見つからないと思います。

OVERLAND社は1982年にニューメキシコ州タオスからアイオワ州フェアフィールドに本社を移しますが、このベストのタグには「TAOS/N.MEX」の表記が見られますので、1973年の創業から1982年までのまさに同社の黎明期に作られたものということになり、このベストは少なく見積もっても40年前のヴィンテージということになりますが、さすがに丁寧に作られただけあり、今もってふかぶかとした柔らかさをキープしており、インナーのウールもとても手触りが滑らかで、ヴィンテージのムートンにありがちな「ゴワゴワ感」などは微塵もありません。

カラーはベージュ×ブラウン（レザー部）、サイズは表記Sですが、実寸で着丈60cm、肩幅約37cm、身幅約47cm（両脇の間）、日本人のサイズ感ですとM相当となります（素人採寸ですので多少の誤差はご容赦ください）。大きすぎず日本人の体型にもフィットする希少なサイズ感です。コンディションは画像のとおり大きなシミ、汚れなどなく古着として良い状態ですが左肩上部に１cmほどの穴があります（画像10枚目）。この点のみ難ではありますが、それ以外は問題なく、かなり雰囲気と作りの良いベストですのでリペアされて末永くご愛用いただければと思います（手先の器用な方であればご自身でリペアできる類のものと思います）。この他にもCORGI×フィルメランジェのコラボニット、ハウンドトゥースウールジャケット 、カレッジT、ハートマンのガーメントケース等の古着を出品しています。


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