こちらはたっぷりとした大きめのティーポットです。フランスでも人気のあるK.G.Lunéville のRéverbère シリーズ
チューリップです。
マリーアントワネットがご贔屓であったリュネヴィルの窯です。
温かみのある陶器のアイボリーがかった白い生地に可憐な花ばながチューリップを中心に描かれています。
長い年月を経てもつやつやとした輝きを見ると、とても大切に使われたと思われます。色のかすれもございません。貫入なしの美品です。
注ぎ口に小さなチップがあります。
もうひとつは購入時に気がつかなかったのですが、修理の跡があります。持ち手の下の部分にヒビが入り、おそらく接着剤で接着したと思うのですが、その場合は上のほうも壊れてなくてはいけないはずなのですが、なぜか下の部分だけなのです。取手を持つと割れてくる気配は御座いません。
接着部分をより強化する意味で、漆などによる金継ぎなどをしていただくと安心です。あるいはさらに周りから陶器用の強力な接着剤を施すなど、そのような方法も考えられます。
金継ぎの業者さんもございます。
蓋をとって花瓶の様にお花を生けてもよろしいかもしれません。
このままお使いの場合は取手に力を入れない様にして本体を持つ様にすると良いと思います。
安全のために更に接着で強化をお勧め致します。
ある金継ぎのアトリエに問い合わせたところ見積もりは3300円〜布を巻いて金とか銀で仕上げることも出来るそうです。納期は約11ヶ月とのことでした。
サイズ 高さ 蓋をつけた状態 約16cm
蓋なし 約 20cm
胴体部分 直径 約 15cm