商品名「静嘉堂至福の泡風呂」入浴剤 3包入り
※2023年12月静嘉堂文庫美術館にて購入
【商品説明 サイトより拝借】
静嘉堂館長が仕掛ける異色のグッズ開発秘話!
さて、今月の館長メッセージは、乾燥に悩むこれからの季節におすすめしたいミュージアム・グッズのご紹介です。
今回紹介するのはミュージアム・グッズとしては異色のもので、「なぜ静嘉堂で?」と問われるものだ。商品名は「静嘉堂至福の泡風呂」で、入浴剤である。これがミュージアム・グッズとなった経緯は次のようである。
今年(令和五年)の正月一日、午後11時からNHKテレビ「キュレーター・バトル」という番組が放送された。これはNHKがSNS等で全国の学芸員たちにあるお題を与え、それについてTwitter(現在のX)で応募してきた各館の作品から、「いいね」の点数が多いものなどをスタジオで取り上げて番組にする、というものだ。この回のお題は「これどうなっているの。」。山田五郎さんと私がゲストを迎える。この時のゲストがIKKOさんで、収録時にIKKOさんからお手紙付きのお土産を頂いた。
それがエミュールという会社が制作している入浴剤で、私は自宅で使ってみて、その泡立ちのすごさと、すべらかな肌への感触に驚いた。後日、わかったことだが、この入浴剤は無香料で、保湿性を肌に与えるので、カサカサになってカユクなることがないすぐれものであった。その泡立ちの量の異常さと、きめ細かさに感動した私は、これをネットで買って、女性に配りまくった。そのうちの静嘉堂の職員から、「館長、これミュージアム・グッズにしませんか?」と提案されて商品化に進んだ。
入浴剤自体は即座に変えることがむずかしく、当面パッケージデザインを独自のものにする方向で検討していった。担当者が飛び込みで会社に電話し、社長がすっ飛んできたのが三月。それから様々な苦心を重ねて、いよいよ十月に商品完成となり、販売することとなった。三包入りで千百円。静嘉堂文庫美術館が誇る曜変天目の気泡と入浴剤の泡が呼応するということでパッケージデザインが決まった。
ぜひお試しあれ。その泡立ちのすごさに、まずは驚いてほしい。
安村敏信(静嘉堂美術館館長)
種類...バスソルト
種類...バブルバス
種類...バブルバス