サイズはおおよそです。
素人採寸ですが長い方で97-99cm
短い方で 86.5-88cmでした。
ウズベキスタンで20年前くらいに購入しました伝統工芸品です。
商品価格は送料1000円ほどを込みでの計算ですので、東京新宿駅近郊まで引き取りに来ていただける場合には1000円引いた額で専用ページ作りますので先にコメントでお知らせください。
本品は未使用でダメージ少ない美品です。しかしながら、経年劣化により布地に若干黄ばみ等ございます(画像をご覧ください)
本品はウズベキスタンのブハラ近郊製です。
特徴として濃い色合いの生地に大胆な模様の刺繍です。
【スザニ(スザンニ)について】
スザニ(Suzani)は、中央アジア、特にウズベキスタン、タジキスタン、カザフスタンなどの地域で伝統的に作られてきた刺繍布の一種です。その名前はペルシャ語の「スズ」(針)に由来し、文字通り「針仕事」を意味します。スザニは、主に家庭の装飾や結婚式などの特別な場面で使用される布で、豊かな色彩と緻密な刺繍が特徴です。
スザニのデザインは、地域や職人によって異なりますが、一般的には花、葉、果物、太陽、月、星などの自然をモチーフにしたパターンが多く見られます。これらのモチーフには、豊穣や幸福、繁栄などの象徴的な意味が込められています。刺繍には、シルクやコットンの糸が使われ、布地もコットンやシルクが一般的です。伝統的には、女性たちが家族や村のために手作業で刺繍を施し、世代を超えて技術やデザインが受け継がれてきました。
スザニは、単なる装飾品としてだけでなく、文化的・精神的な意味を持つアイテムでもあります。結婚式の際には、新婦の持参品として贈られることが多く、家族の絆や新しい生活への祝福を象徴します。また、壁掛けやベッドカバー、テーブルクロスとしても使用され、家庭の中で重要な役割を果たしてきました。
近年では、スザニはその美しさと伝統的な価値が再評価され、世界中で注目を集めています。一方で、手作業による制作が主流であるため、職人の技術を守りながら持続可能な形で伝統を継承していくことが課題となっています。
スザニは、中央アジアの豊かな文化と歴史を象徴する工芸品であり、その美しさと意味深いデザインは、見る人々に感動を与え続けています。