矢立 筆付き

長さ 18.2センチ
高さ 約3.2センチ
重さ 123グラムです。

素材はよくわかりません。金属製なのは確かです。

未使用ですが、長期保存品の為、それに伴う傷み、擦り傷や柄の部分の塗装の剥がれ(写真10～13参照)がございます。実物は写真で見るより剥がれが強いかと思います。ご了承ください。

昔の携帯用筆記具として歴史のあるお品物です。
骨董品のお好きな方、書のお好きな方、いかがでしょうか。

何分、古いお品ですので、その点をご理解いただけます方、どうぞご検討宜しくお願い致します。


★矢立とは
矢立 （やたて） 墨壺と筆を一つの容器におさめた携帯用の筆記用具。

鎌倉時代に戦場で筆記する状況に備えて小型の硯と筆を箙（矢立）の中に入れて携帯し、この硯を「矢立の硯」と呼んだことから携帯式筆記用具一式を矢立と呼ぶようになった。
江戸時代に文房具として一般的に使用され、旅が盛んになるにつれて発達した。

形状は本体に墨壺と筆の収納部を設け、墨壺の上に開閉する蓋を取り付けてある。墨壺に筆を収納する筒を取り付けた柄杓型は一見喫煙パイプのような形をしている。頑丈で握り具合も良く、携行していても怪しまれないため、筆筒に針や刃を仕込んだ物は護身用の隠し武器としても重宝された。

毛筆による筆記が限定的になった現在の日本ではほとんど使われない。だが一方では、内閣の閣議決定は閣僚の花押による署名を必要とするため、持ち回り閣議では閣僚の署名を集めるために現在も矢立が使われている。

#矢立
#携帯
#書道道具
#書用具
#筆
#毛筆
#墨
#アンティーク
#骨董品
#昔の筆記具
#文房四宝