ショパン：14のワルツ集
①ワルツ 第1番《華麗なる大ワルツ》変ホ長調 作品18
②ワルツ 第2番《華麗なるワルツ》変イ長調 作品34の1
③ワルツ 第3番 イ短調 作品34の2
④ワルツ 第4番《華麗なるワルツ》ヘ長調 作品34の3
⑤ワルツ 第5番《大ワルツ》 変イ長調 作品42
⑥ワルツ 第6番 変ニ長調《小犬のワルツ》 作品64の1
⑦ワルツ 第7番 嬰ハ短調 作品64の2
⑧ワルツ 第8番 変イ長調 作品64の3
⑨ワルツ 第9番 変イ長調《告別》 作品69の1（遺作）
⑩ワルツ 第10番 ロ短調 作品69の2（遺作）
⑪ワルツ 第11番 変ト長調 作品70の1（遺作）
⑫ワルツ 第12番 ヘ短調 作品70の2（遺作）
⑬ワルツ 第13番 変ニ長調 作品70の3（遺作）
⑭ワルツ 第14番 ホ短調 （1830）（遺作）

スタニスラフ・ブーニン（ピアノ）
録音：1992年（ライヴ）

このアルバムは、ブーニンの２回目のショパンのワルツ集です。1992年に開催されたミラノ・スカラ座でのピアノ・リサイタルをライヴ収録したものです。１回目のようなクセの強さはなくなり、それでいて個性的で生命力に溢れたワルツです。コンサート後半に演奏されたワルツ集では、躍動感と生命力にあふれる音楽が印象的です。

「手の中で音が遊んでいる！」そう思った。子供のおもちゃのように一つ一つそれぞれが自分だけの輝きを放ち、なおかつ散らかっているかの様だが決して彼の手からこぼれる落ちる事は無い、そんな幻想的な演奏だった。そんなブーニンにぴったりなのが「ワルツ」だ。三つの拍子それぞれが輝きを放つ「ワルツ」、遊び心いっぱいの音達が貴方の周りを飛び跳ねてくれるだろう。

スカラ座の聴衆は幸福感に満たされている。本当にいい音楽に包まれている幸福を聴衆皆が共有している。このプログラムではまれな事だと思いますが、１曲終わるごとに、聴衆の音楽を愛しむやさしい拍手が静かに湧きあがります。私もこの場にいたかった。いや、私はスカラ座の聴衆になった。すばらしい。

国内盤【廃盤】帯無し、盤面傷無し

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