ミヒャエル・ハイドン(1737-1806)
・レクイエム変ロ長調 MH838(1805-6)
＋
ヨーゼフ・ハイドン
・ミサ曲7番「パウケンミサ」Hob.XXⅡ9(1796)

ヘルムート・リリング /
ゲッヒンガー・カントレイ

(レクイエム)
パメラ・コバーン(s)
インゲボルグ・ダンツ(a)
アンドレアス・シュミット(bs)
バッハ・コレギウム・シュトゥットガルト

1991.5.28-29 シュパイアーでの録音

(ミサ)
ルース・ツィーザク(s)
インゲボルグ・ダンツ(a)
クリストフ・プレガルディエン(t)
ミシェル・ブロダール(bs)
シュトゥットガルト室内管

1992.1 レオンブルクでの録音

CD1枚 Hanssler 98.144
1997年発売　独盤

1763年にザルツブルクの楽長に就任して以降、終生その職にあったミヒャエル。近年の再評価は著しく、交響曲をはじめ、ディスクも多いです。

彼のレクイエムは、ジギスムント大司教の死去の際、1771年に作曲されたハ短調が有名ですが、1805年にマリア・テレジアが委嘱した、変ロ長調の作品もあります。

入祭唱、キリエ、ディエス・イレ、リベル・スクリプトスまでで絶筆。レクイエムで未完成な点は、1791年のモーツァルトの作品と通じます。美しい音楽で、特に入祭唱は、ニュアンスですが、吹っ切れて、かつ、情緒的。気持ちがこもっています。

Carusから、クロネッカー他補筆による復元全曲版が2006年に出版され、それを用いたグリュン盤もありますが、ここでは絶筆部分までのリリング&ゲッヒンガー・カントレイ盤。独唱もコバーンはじめ超豪華。演奏時間は13分強です。ちなみに、復元版の演奏時間は50分ほどとなっています。

カップリングは兄ヨゼフのパウケン・ミサ(戦時のミサ)。ミヒャエルの作品の10年ほど前の曲です。こちらも独唱が豪華です。

ケース、解説に細かいキズ、汚れあり。当方の機器では再生に問題なし。素人保管。

よろしくお願いします。