ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ/ショスタコーヴィチ:交響曲全集
作曲者と親交のあったロストロポーヴィチならではのホットかつ重量感たっぷりのアプローチの聴ける全集。第7番や第10番はもちろん、初期の作品に至るまで徹底して大きな身振りと熱い歌心で再現されており、第5番第2楽章ではユニークな解釈が示されるなど、聴きどころも満載です。
なお、第14番『死者の歌』に関してはロストロポーヴィチ自身の希望により、これ以上の演奏は不可能と言うことで、特別にメロディア・レーベルからのライセンス収録となっています。ロストロポーヴィチ、ヴィシネフスカヤ夫妻がソヴィエトから亡命する直前に録音したこの第14番は、緊迫感が凄まじい演奏として有名なもの。ヴィシネフスカヤの鬼気迫る歌唱も聴きものです。
【収録情報】
ショスタコーヴィチ:交響曲全集
Disc1
● 交響曲第1番
● 交響曲第9番
ワシントン・ナショナル交響楽団
Disc2
● 交響曲第2番『十月革命に捧ぐ』
● 交響曲第3番変『メーデー』
ロンドン・ヴォイシズ
ロンドン交響楽団
Disc3
● 交響曲第4番
ワシントン・ナショナル交響楽団
Disc4
● 交響曲第5番
ワシントン・ナショナル交響楽団
Disc5
● 交響曲第6番
● 交響曲第12番『1917年』
ワシントン・ナショナル交響楽団
Disc6
● 交響曲第7番『レニングラード』
ワシントン・ナショナル交響楽団
Disc7
● 交響曲第8番
ワシントン・ナショナル交響楽団
Disc8
● 交響曲第10番
ロンドン交響楽団
Disc9
● 交響曲第11番『1905年』
ワシントン・ナショナル交響楽団
Disc10
● 交響曲第13番『バビ・ヤール』
ニコラ・ギュゼレフ(バス)
ワシントン合唱芸術協会男声合唱団
ワシントン・ナショナル交響楽団
Disc11
● 交響曲第14番『死者の歌』
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ)
マルク・レシェーチン(バス)
モスクワ・アカデミー交響楽団(モスクワ・フィル)
Disc12
● 交響曲第15番
ロンドン交響楽団
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(指揮)
録音時期:1988-1995年、1973年(第14番)
録音方式:ステレオ(デジタル、アナログ:第14番/セッション)