国鉄解体、そしてJRがスタートした1987年4月。
旧事業者であるJNR国鉄自らが発売した初の時刻表でありながら最終号でもあります。この翌月からは名称も「JR編集による時刻表」に変わっています。
表紙には新生JRのロゴが金色で大きく描かれ、希望に満ちた新たな息吹を感じさせる号。
「JR」と名乗りつつその中身は国鉄時代そのまま。
宇高連絡船や青函連絡船は現役で青函トンネルも未開通。北海道では標津線や池北線、士幌線、名寄線、天北線なども引き続きJRの現役路線として存続。
前月まで時刻表売上げの独壇場だった交通公社版に対抗すべく、カラーページの充実や、ビジュアルデザインなどを一新するなど差別化を図り、読みやすく&引きやすく仕立てた様子が感じ取れます。
ほぼ出版当時の無傷状態で、約40年前のものとしては美品といえるコンディション。
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