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メキシコ産のカンテラオパールです。
現地人の研磨師、マーケター、クラフトマンの仲間と共にアグアスカリエンテス州のミナ(鉱山)を回った際に現地で直接購入したものです。

日本で仲介業者、ミネラル市を通すと数倍の値段で取引されていると思います。
今回の中南米からの仕入れでのお得、目玉ジャンルになります。

南西海岸部に住むウィチョル族が巡礼する聖地の砂漠に少し近い岩山地域の石です、スピリチュアルなことは私は分かりませんが、現地の方は力のある石と言っていました。　

●特徴やグレード：
オパール部は薄い2つに分かれたスプリットで、無色だが紫系のシラーにより青紫がかっ見え、透明度がとても高い。シラーははっきりと見られる。メインのシラーは青水紫緑、特に2つのスプリットで水色、紫の珍しい色のシラーがはっきりと見られる。グレードは超極上。透明度が高く、珍しい色に輝くシラーの質の高いカンテラ。



●サイズ：
カンテラオパール19のサイズはおおよそで縦横1.7, 1.3mmで、14.5カラット。



●産地：
メキシコ アグアスカリエンテス州産

アグアスカリエンテス州は鉱物資源に富んだ地域で、このオパールの他にも、出品しているファイアアゲート、金銀銅鉛亜鉛鉄マンガン等の金属、石材、と様々な採掘が行われていました。
カンテラオパールは州の中でもサラテカス州に近い北西部、サンアントニオデロスリオスの周辺でよく採れ、このカンテラオパールも北西部で採掘されたものです。




●その他
写真は太陽光の下で撮影しました、カメラの露光の設定はしていますが、色彩や特殊な加工等はしていません。
オパールの遊色は角度によって見え方、色、強さが変わります。　
天然石なので、歪み、インクルージョン、クラック等あり得ます。
裏側に粘着感を感じることがありますが、これは研磨時の装着具によるものです。



●注意
最近、科学生成オパールやグレードの低いオパールを流紋岩等のベースの石に貼り付けた偽物のカンテラオパールが見られます。偽物は接合部の流紋岩が異常に真っ平や凸凹がない、オパールの透明度が低くてオパールの底の接合部が見えない、カンテラの形が綺麗な丸やボコボコしてない、シラーが人工的、オパール部や流紋岩部にクラックやインクルージョンが全くない、と言った特徴があります。