ガネーシュヒマールラパ産のライトスモーキーのファントムクォーツです。
ガネーシュヒマールではスモーキークォーツは少なく、あっても薄いライトスモーキーしか産出していません。同じヒマラヤのガウリシャンカールでは、逆に殆どがスモーキークォーツで、ライトスモーキーは少ないものです。
スモーキークォーツは、水晶の微量成分のアルミが周囲からの放射線により、可視光線の波長の光を吸収する変化が起こり、茶色に見える水晶です。スモーキークォーツになるには、このアルミと放射線が必要になります。
花崗岩にはウラン、トリウム、カリウムなどの放射性核種が多く含まれており、γ線を放出しています。現地には行ってはおりませんが、ガウリシャンカールでは花崗岩を母岩として水晶が産出しているのかと推測出来ます。ガネーシュヒマールでは花崗岩は少なく、そのためにスモーキークォーツが少ないのかも知れません。
このライトスモーキーのポイントには薄っすらとファントムが見られ、おそらくクローライトによる物と思います。この様なファントムもガネーシュヒマールでは珍しい物で、珍しい状態が2つ重なった大変レアなクォーツと思います。
44.5×15.6×11.5mm 12.09g
#水晶
#クォーツ
#天然石
#原石
#スモーキー
#ファントム
#ガネーシュヒマール
#ラパ
#ネパール
#ヒマラヤ
#ガウリシャンカール
#放射線
#クローライト
#透明度
#P太郎