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【佩玉】はいぎょく
中国で腰に吊るしておく一そろいの実用品・装飾を「佩」と呼びます。
特に軟玉製のものを「佩玉」といいます。

軟玉製の印も戦国～漢代の装飾品で、やはり腰に吊るされたといいます。

こうしたものの多くは呪(まじな)いの意味を持っていたと考えられ、当初は実用品(腰に吊るして使用していた)だったものが次第に呪いの様相を呈していくと考えられます。
特に春秋時代以降、明代に至るまで主として動物を模った軟玉製の装飾を何種類か紐で繋ぎ合わせて佩としています。
その頃までには、実用品でなくなっているのではないかなと思います。

現代人はずっと手の中で遊べるのは主にです。もちろん付けてもいいし、飾ってもいいです、手に取って徐々に包漿（ほうしょう）ができます。包漿〈備考〉古美術業界で使われる用語で、磁器、玉、青銅、木、碑文などの文化財の表面の、酸化膜や埃、人の手で触られてきたこと等による経年変化で帯びた自然で丸みのある滑らかな光沢のことです。

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