白地に藍色で中央に大輪の花が、周囲には小花が描かれた長皿。手描きなので、見比べると葉脈や花びらの形が少しずつ異なります。
時代物のお皿蒐集が趣味だった家族が買い集め、ほぼ使うことなく自宅保管しておりました。
流通量が少ない柄だったのか画像検索しても時代の特定が難しいのですが、大正から昭和初期の陶器に共通の凸凹、釉薬のムラや穴、シワが見られます。家族のコレクションがこの時代に集中していることからも、おそらく大正から昭和初期のものと推測します。
特に今回出品した二枚のうち一枚は、角にタタラ(?)の白いカケラが表に顔を出した状態で焼かれています。7ミリくらいの結構大きなもので、散らばった粉は釉薬の下に潜り込んで焼き付けられています(写真4〜6枚目あたりが分かりやすいです)。
ヒビやカケ等はありませんが、前述の作陶時からの特徴を含め、画像で状態をご確認のうえ、ご購入をご検討ください。
〈サイズ〉
縦約10.5cm、横約15cm
高さ約2.8cm