山中組木工房 : 清水組木 [山中成夫]
山中組木工房四代目 山中成夫 考案した組み木パズルの一つ、 清水組木です。
54本の木片が幾重にも直角に交わった、清水の舞台を彷彿とさせる迫力のある作品です。
この『清水』という名称は、フィンランドのデザイナー カイ・フランク が来日した際に、その造形から命名したという逸話が残っています。
神社建築などで使われる木組構造を流用した、オブジェとしても楽しめるデザインです。
生産数が少ない貴重な作品となっています。
山中組木
近年まで箱根の伝統工芸品として作られていた山中組木工房の組木パズル。
戦前戦後は輸出用にアメリカに向けた生産が大半でしたが、ブルーノ・ムナーリや岡本太郎、柳宗理に見出され、国内外で日本の伝統工芸として高く評価されるようになりました。
現在は組木パズルの生産は終了しており、手に入りにくいものとなっています。
山中組木工房
指物師の初代 山中常太郎(1874-1954) が身の回りのものを組木で表現をすることからその歴史は始まります。
二代目 山中和市(1902-1943) は歴史的建造物やスポーツ競技などの日々の話題を、
三代目 山中広吉(1905-1980) は、グッドデザイン賞を受賞したことでも有名な象など、様々な動物をモチーフの組木を考案しました。
そして、四代目 山中成夫氏(1936-) は、それまでのものから趣向を変え、抽象組木という構造的な部分を見せ場とした新しい組木の製作に情熱を注ぎます。氏の考案した作品は工学やデザインの分野で注目を呼び、国内外に組木の存在を広く知らしめることとなりました。
商品詳細について
・デザイナー:山中成夫
・メーカー :山中組木工房
・サイズ :約 10.5cm
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