指揮=ブルーノ・ワルター、コロンビア交響楽団による「ブラームス 交響曲第1番~4番」のレコードです。1枚ずつのものを4枚同時に出品します。
録音は1959年~1960年の、ステレオ初期の頃に行われています。
ブラームスの交響曲は、着想から完成まで21年かかった「第1番」は、「ベートーベンの第10交響曲」と呼ばれており、「第2番」は「ブラームスの田園」、「第3番」は「ブラームスの英雄」とあだ名されています。
「第4番」は特にあだ名はありませんが、ブラームスの作曲技法が詰め込まれた最高傑作と言えると思います。
ワルターは、マーラーの弟子として、同時代のフルトヴェングラーとともに戦前から活躍していました。
コロンビア交響楽団は、ワルターの演奏を録音するために結成されたオーケストラです。
その辺りはフィルハーモニア管弦楽団のクレンペラーと似ていますが、クレーペラーは度重なる苦難を乗り越えた力強い意思、ワルターは耽美的ともとれる曲の表現の仕方が特徴的であるように思います。
約40年前に買って何回か聴きましたが、ステレオが壊れたため永年クローゼットに保管していました。
その割には経年劣化による焼けもあまり目立ちません。
レコード本体も目視では問題ないと思います。
しかしながら中古ですので、その辺りはご考慮いただければとも思います。
他に『大学祝典序曲』『ハイドンの主題による変奏曲』『悲劇的序曲』が納められています。
4枚同時出品ですが、基本的にバラ売りはいたしません。