京らしい人物風俗色絵や色文様に金採が加えられた京薩摩の花瓶です。製作時期や製作者、窯元などは不明です。目立つような汚れやキズなどはほとんど確認できません。
大きさは、高さ約１５ｃｍ、口径約４．５ｃｍ、首径約３ｃｍ、胴径約９ｃｍ、底径約５．５ｃｍ、重さ約３３０ｇです。

「生け花」は「活け花」と書かれることも、「活」は「いかす」といった意味もありますから、華道は花の美しさをいかす、発揮させる表現芸術だと言えます。このように考えると花瓶や花器が目立つことは好ましくないのではと思われます。出品商品は花瓶の形ですが、金採が加えられた美しいものであり花より目立つ存在になるのではと、華道には無縁の出品者には気になります。「生け花」の心得のある方であればこのような心配は無用なのでしょう。
花瓶としての他にも、置物や飾りとしても大変にいいものではないでしょうか。なお、水漏れのないことは確認しています。