有田焼の窯元において、絵付全てにおいて最も素晴らしいと感じる貴祥窯の染錦色絵山水花唐草 山形銘々皿を出品します。

高級旅館や料亭は貴祥窯の皿でなくては料理が盛れないと言われるほど、素晴らしい作品を製作しています。

使うのが勿体なく使用していない未使用品です。サイズは写真をご確認ください。

貴祥窯は、初期伊万里、延宝、元禄といった古伊万里を忠実に再現している窯元です。
本作品は幕末期の古伊万里にあった花唐草文様を器びっしりに描いた、呉須の色から絵付まで見事に再現した山形銘々皿です。

全てが手描きによる染付の技法、大きな筆に適量の呉須だけを染み込ませ、山水絵、花唐草を描く筆運び（この技術だけで10年以上修得にかかります）線の太い細いを使いこなし迷いないデザインと良い構図を表現しています。

梅や松に色絵をアクセントしたことがまた良い味を出しています。

下書きは一切しておらず、全てが本番勝負です。構図がまた素晴らしいです。

また、山型にすることで一般的な食器との違いをだすところも拘りを感じます。
とにかく1番のポイントは呉須の発色がとてつもなく良く、天然呉須でもない合成コバルトでこの時期の呉須を再現できてしまうのかと驚きました。


実際に銘がなければ古伊万里と間違えてしまうほどの技術です。柴田夫妻コレクションで有名な柴田夫妻が実際に見られた時唸ったほどの作品です。
初期伊万里や古伊万里も新品だった頃は、このような感じだったのでしょう。

花唐草文様がまさに幕末の花唐草とそっくりな描き方です。
これを描ける職人の腕は江戸時代の職人同様の技術です。生涯を掛けて真剣に取り組まないと匹敵しない意気込みです。

よろしくお願い致します。



素材···陶磁器/焼物

ブランド···伊万里焼・有田焼

アイテム 種類···中皿

形···プレート皿