サイドロックの製作は、藤本さんと唯一の弟子鹿山利明さんだけです。
お二人のカスタムモデルで200mmを越えるフォールディングナイフはなかなか存在しません。
ハンドルは現在、伐採規制されている希少な極上花梨瘤です。ラストの画像で、普通の花梨瘤との違いを比較しています。
このハンドル材でのサイドロックは出てこないのではないでしょうか。
ブレイド:ATS-34 刃長 91mm、 全長204mm
どっしりとした重厚なナイフです。
鹿山氏は藤本同様ブレードの焼入れは外注する事なく鹿山氏ひとりで処理しハンドルもすべてひとりで製作する「自己完結型」でした。ロールアップヒルト、マジックナイフ、サイドロックなど他の多くのメイカーが試みても製作できなかったモデルに藤本と共に試行錯誤の末、完成させた。
19歳から33年間の職人時代を経て鹿山銘(T.SHIKAYAMA)で登場したのは1985年からで日本でトップクラスのキャリアを持つカスタムナイフメイカーでした。
惜しまれながら2020年に逝去されました。