・30年ほど前にロンドンのアンティークマーケットにて購入したカットグラスのデカンタです。
・購入後ほとんど使用することもなく、長いことしまったままでした。
・底に貼ってあったラベルもそのままになっています。
・「Georgian cut glass decanter」とあり、フランス人の店主もジョージアンと主張しておりましたが、そこまで古いものとは思わず、ただデザインと小振りな大きさに惹かれて購入しました。
・ちなみにジョージアンとはジョージ1世から3世までの時代で1714〜1819年の期間を指します。
・ジョージ4世の時代は摂政制だったため、リージェンシーと呼び区別されています。
・いずれにしろ、ジョージアン・スタイルには間違いなく、ヴィクトリアンのものよりも小振りなのと細かなカッティングが特徴です。
・たいへん古いものなので、肩部分に気泡があり底部分には無数の細かいすり傷が見られます。
・また、手仕事による昔のカッティングのため、ストッパーや本体のところどころに不揃いさがあります。
・なお、内側には落とし切れない使用跡も残っています。
高さ約20cm、底径約7.5cm