こちらは、藤田はるかさんの写真集「いくつもの音のない川 」です

— ここではないどこかへ。自身のルーツをたどる旅は、故郷へと還る。

ライフワークとして撮り続けてきた故郷・仙台と東北。

そこを出発点に、古い家系をたどり最終地として訪れたロシア。

ルーツを巡る旅の終わりにおこった震災。
それをきっかけに東京に住む彼女は、改めて故郷に目を向けることになった。

忘れてはならない出来事を背景に、まぶしいほどの新緑と、美しい花々の強さは、何百年も昔から、その土地を築いてきた東北の人々の強さにも似てみえる。
そしてそれは、いま在る土地の記憶なのだと気づかされる。

内容は2011年初冬のロシアと、2011年春から2012年の2年間に渡り撮影した東北の風景写真で構成されています

写真家によって見いだされ、切り取られた当たり前の日常が、鮮やかに冷たく息づくさまは圧巻です

静かなる情熱を秘めた一冊です

野口里佳さんや川内倫子さん、テリ・ワイフェンバックなどがお好きな方におすすめです

ハード or ソフト → ソフトカバー

【実寸(すべて約〇㎝）】
縦 ：３０
横 ：２１
厚さ ：０．６

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