推定 約70~80年 サイズ 約 165×120cm
焦げ茶のベースにぎっしりとギザギザのモチーフが織り込まれたシジムです。細かなモチーフを根気強く全体に織り込んでいます。よく似たモチーフはトルコ各地で織り込まれています。
アナトリアモチーフ集によると、ドラゴン(龍)
が近いでしょうか??画像15-16
トルコのシバスでは、伝統的にジジムが製作されてきました。ジジムとは平織りのキリムに色糸を織り込んでいく手法で、織り上げたあとに刺繍するスザニとはまた別の手法です。独特の織り方のため今では織る人がほとんどいなくなったと既に20年くらい前に現地でききました。
一箇所補修したような跡があります。画像8
全体には良いコンディションです。
ジジムはラグとしてではなく、壁にかけたり家具にかけたりするために、また自分が使うために織るため、ラグに比べて傷みが少ないことが多いようです。
このジジムは、中厚で経年によるしなやかさもあるので、タペストリーやカーテン、家具に掛けるなどに適していそうです。重さは、約2.5キロ
裏からの画像14
ソファに掛けて模様替えに。画像9
畳むとクッションくらいのサイズです。参考画像11
購入後は時々干して私用せず鑑賞のみです。
希少なテキスタイル、気に入ってお使いくださる方、どうぞよろしくお願い致します。