和紙に、淡々斎好の裂である唐松紋で縁取りした風炉先屏風です。縁は桑で、勝手付に鵬雲斎大宗匠が花押を墨書しておられます。箱には鵬雲斎大宗匠が『桑縁唐松腰風炉先 今日』と書き付けられております。
表張りに一箇所(数ミリ程度)のシミがあります*写真⑧⑨。広げて全体を観察すると気にならない程度ですのですが*写真①、必ず写真でご確認下さいませ。
裏張りに目視で二箇所小さな(数ミリ程度)虫食いがあります*写真⑬⑭。
唐松紋が一部薄くなった箇所があります*写真⑤⑥⑦。
鵬雲斎大宗匠の花押より、中年頃のお書付と思われます。制作されてからの経年を勘案すると状態は良好で鑑賞に十分堪える逸品です。
*腰風炉先・・・屏風の下部分を腰と呼び、板がはめ込まれたり、板に透かし彫りが施される場合があります。
腰だけの屏風もあり、これを「腰風炉先」と呼びます。
高さ54㎝ 横93.5㎝×2 腰の高さ39.3㎝
▢裏千家15世鵬雲斎玄室(ほううんさいげんしつ)
大正12年(1923)~現在
茶道裏千家15世家元。現大宗匠。大正12年京都に生まれ、同志社大学法学部経済学科卒。昭和18年から終戦まで海軍に入隊在籍。戦後は大徳寺管長瑞巌禅師に参禅、得度して鵬雲斎玄秀宗興居士と号する。昭和39年、父淡々斎の遺業を継ぎ内外各地に活躍し今日にい至る。
【参考文献】
茶人の花押 小田榮一著 河原書店
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