古い土人形の鷽鳥(うそどり)です。
こういった郷土人形を集めておられた方の荷物のひとつです。
詳細はわかりませんが、
おそらく愛知県岡崎市の
岡崎天満宮のものかと思います。
ざっと検索して土のものはほぼヒットしませんので、
今ではかなり希少なものかと思います。
以下説明文お借りしています。
鷽替神事は全国の天満宮に古来より伝わる特殊神事です。
天神様(菅公)が、ご生前の頃、鷽という鳥を可愛がられたという故事に基づき、
天神様を崇敬する人々が、ご神徳を授かろうとして、
この鳥を型取ったお守りを作ったのがその始まりです。
この鷽を神棚にまつると、家の中の一切の悪災事が、
鷽の大きく開いた口によって喰い尽くされ、
「うそ」のように消え去って、全て吉事に変わると言い伝えられています。
「鷽替え」とは、正月中に新しい鷽を神社から授かり、
一年間、家の神棚にまつり、
次の正月にその鷽を神社に納めます。
そして再び、新しい鷽を授かり、替えることを言います。
この「替える」事が重要で、
災事を吉事に「替える」という信仰の本質がそこにあります。
災事を「うそ」のように吉事に替え、
「うそ」を「まこと」に替えるのが「鷽替え」なのです。
だそうです。
古いものですので時代なりのスレ疵汚れ、
顔料の剥落等あります。
高さ 約5cm前後
サイズはおおよそです。
実物と画像とでは多少色合いが異なる場合があります。