2020年、資生堂から新たに誕生したブランド「BAUM」。
「SHISEIDO」や「クレ・ド・ポー ボーテ」といった高価格帯を意味するプレステージ領域に属し化粧品や香水などを展開しています。
「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD」を企業理念に掲げ、100年先も持続的に輝き成長し続ける企業として、社会課題の解決や環境負荷軽減などに取り組む中で「樹木との共生」をテーマに実に3年の構想期間を経て満を辞して発売されました。
昨今、SDGsやサステナブルが急速に浸透する中、企業にとってはそれがビジネスとして成り立つかが大きな課題です。
日本よりはるかに環境問題についての理解と浸透が進む欧米諸国も視野に入れながらグローバルカンパニーとしての商品展開はは勇気のいる事であり挑戦です。
ブランド展開を考え上で島国特有の限られた資源を上手く活用しながら循環させ暮らしてきた歴史を基軸に「樹木との共生」にフォーカスし価値開発を進めました。
地球環境に良いことを突き詰めると究極的にはミニマルになりますが、嗜好品である化粧品や香水にそれを求めれば
矛盾し市場に根付かない不安もあったことでしょう。
そういった情緒的な快の部分を奪わずにバランスを取ることに苦心したのではないでしょうか。
そういった意味では循環の象徴と言える樹木を介在させたのはよいインパクトがあります。

そんな中、スキンケアライン以外に発売されたのがこちらのコロンです。
現代人は日々、膨大な情報に晒されどこかで恒常的な精神負荷がかかっているとされます。
樹木には森林浴をした際に清々しい気持ちになる「フィトンチッド」という揮発性物質がありますが、その香気にインスピレーションを得て紡ぎ出されました。
都会の居室にいながらも森林浴をしたような心地良さを得られるのは嬉しいものです。
香りはまさしく森林浴を彷彿とさせる清々しく爽やかなウッディ調です。
香りは天然香料を使用を使用しています。

コロンのため持続性は短いですが、ふんわりと邪魔をしないこの程度の拡散性が個人的に丁度良い印象です。

香水ショップにて6月末に購入したうちの1本です。

1.5mlの容量が充填されております。
自宅の冷暗所にて保管しておりますが、あくまでも個人保管です。その辺を気にされない方にご興味をお持ち頂けると嬉しいです