宋の文字が読み取れる茶人の花押があります。
多くの茶人がこの文字を使用していますので、
人物は特定できませんでした。
明治前後と思いますが、
断定には至りません。
詩は「あかつきまたて」で、
暁(夜明け)を待たずに、という意です。
見込みは釉を剥ぎ取り、
千鳥を線刻してあります。
全体的に元々薄くしかかけられていなかった釉の剥落等あります。
ほか、口縁に欠けなのか釉の剥落なのかわからない箇所もあります。
箱はありません。
豪快にヘラ使いをみせる佳き茶碗です。
当方が使用した跡の抹茶の薄いグリーンが見込みに写っています。
口径 約11.3cm前後
高さ 約7.3cm前後
手取りはやや重めです。
サイズはおおよそです。
実物と画像とでは多少色合いが異なる場合があります。
古いものですので時代なりのスレ疵汚れ等あります。