#しっぽのお人形
アメリカから里帰りした三越ドールさん。
左右に揺れるフラーティアイが愛嬌たっぷり。少し開いたお口からは、小さな前歯が二本覗いて、今にも何かおしゃべりしそう。
海を渡ってアメリカで愛されていた子ですが、再び故郷に戻ってきました。
青いおめめに金髪のアメリカンガールのはずなのに、ふっくらほっぺには、やっぱり日本の雰囲気が漂っていて、懐かしい気持ちになります。
たっちして 約43cm 。
衣装は、写真2のペチコートだけがオリジナルです。
時間をかけて少しずつ、この子に似合うお衣装を整えてきました。
白いワンピースはヴィンテージ(1930年~50年くらい)で、胸に小さなお飾りを二つとめました。
股まである長いタイツの縁にはレースがついています。ワンピースほどではありませんが、こちらも一応ヴィンテージです。
ピンクのカーディガンは2000年以降、靴は数年前に見つけた未使用の物になります。
帽子は、劣化していたオリジナルをほどいて型紙を作り、同じ形を再現しました。
使ったのはフランス製のコットンローン(ハンカチ)で、これは30年くらい前にヨーロッパで購入したお品です。
ゴムが緩んでいたので、新しいテンションゴムでつなぎ直しました。お座りできますし、首をかしげたり、手を伸ばしたりも。
全体の汚れも、塗料が落ちない範囲でゆっくり時間をかけて丁寧に落としてゆきました。
右目の下に塗料レベルの浅いニュウがありますが、爪も入らないくらいの細さです。
そもそも稀少な三越ドールですが、大概は30cm代の大きさで、40cmや50cmの子はめったにいません。
また、お顔にそれぞれ違いがあって、自分が可愛いと思える子に出会えるのはさらに稀ではないでしょうか。
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