アントン・ルビンシテイン
(Anton Rubinstein 1829-94)
交響曲2番 & 4番
2点セット
●交響曲2番
CD1枚 Marco Polo 8220449
1987年発売 香港盤 日本製(写真2-6)
シュテハン・ガンゼンハウザー
(Stephen Gunzenhauser 1942- )/
スロヴァキアフィル
1986.12 ブラティスラヴァでの録音
●交響曲4番
CD1枚 Russiandisc 11357
1994年発売 米盤(写真7-9)
イゴール・ゴロフチン
( igor golovchin 1956-98)/
ロシア国立響
1993.10 モスクワ音楽院での録音
19世紀後半のロシアを代表する作曲家、ベートーヴェン2世、メンデルスゾーンやリスト、ショパンの知己、チャイコフスキーに大きな影響などの枕詞に比して、曲を耳にすることは少ないアントン・ルビンシテイン。
1829年生まれなので、1833年生まれのボロディンの4つ上ですが、ほぼ同世代。
自身が巨匠ピアニスト、宗教曲を含めとんでもない多作、目立ったアンチがいるところなどは、1811年生まれの先輩リストに通じるカリスマです。
交響曲は1859年の1番から、1886年の6番までの、合計6曲。
2番は、1851年の4楽章版、1863年の6楽章版、1880年の7楽章版と、少なくとも3稿あります。カップのVOX盤、ハンソンのMD+G盤、マンスロフのメロディア音源盤など複数のディスクがありますが、ここでは7楽章のガンゼンハウザー盤です。
ガンゼンハウザーはNY生まれ、ストコフスキーのアシを務め、アメリカ中心に活躍。ナクソスへのドヴォルザークの録音などで知られています。
「ドラマティック」が副題の4番は、序奏を伴うアレグロの両端楽章に、プレストとアダージョの2楽章を挟む4楽章ですが、60分を越える大曲で、1874年の作曲、翌年に自身が指揮し、ペテルブルクで初演しています。
ゴロフチンはゲルギエフの3つ下、モスクワ生まれ、コンドラシンの弟子で、カラヤンコンペ入賞、スヴェトラーノフのアシを務めました。ナクソスへのグラズノフのすばらしい録音で知られ、若い死が惜しまれます。
ケース、解説に細かいキズ、汚れあり。当方の機器では再生に問題なし。素人保管。
よろしくお願いします。